初対面における第一印象が悪いと、そこからの挽回はなかなか難しいです。
それでも仕事関係や職場内といった、その後顔を合わせる機会のある場合なら挽回のチャンスもありますが、合コンなどとの短期間勝負の場では、第一印象次第でその後の縁も途切れてしまいます。
合コンなどの勝負所では、できれば初めから好印象を持たせたい、というのが多くの人の本音でしょう。
初対面の人に、会った瞬間からそれなりの好意を感じてもらうには、やはり事前の根回しです。
それも他人の口から、自分に関してよい情報を前もって伝えてもらうといいでしょう。
それが合コンという状況なら、事前に幹事から自分の情報を流してもらいます。
これは「事前情報の効果」というもので、見ず知らずの相手に対しては、事前に耳に入った情報がその人物のイメージとなることが多いです。
「○○って優しい人だよ」「○○さんは男を立てることができる魅力的なタイプだと思うよ」など、できるだけ具体的に情報を盛り込むとさらに効果的です。
また、幹事からより大きな協力を望めそうなら、自分に関する情報を伝える際にちょっとしたテクニックを使ってもらうのです。自分のうわさ話をする時、マイナスの特徴にも触れてもらうのです。
「ちょっと地味だけど、まじめで誠実」「見かけはぱっとしないけど、意外と手先が器用」など、小さな欠点を先に提示し、プラスの評価で結論づけるのがポイントです。
敢えて欠点を出すことで、うわさの信憑性を高めつつ、最後によい評価を持ってきて全体的な印象をプラスにする図式です。
加えて、最初に欠点を伝えておけば、実際にあった時、相手はそのマイナス面の免疫がすでに付いているといった現実的な利点もあります。
免疫が付いていれば、「地味って聞いていたけど、それほどでもないわ」と思ってもらえる確率も高くなるわけです。
ただし、幹事に言ってもらう自分の欠点は、あくまで愛すべき無難な特徴、というのを心がけて下さい。
「借金はあるけどいい奴」「冷酷で意地悪だけど仕事は早い」など、強烈なマイナス面を出されると、会うことすら拒否されかねません。