ここまでで、最初に博士が述べた男性と女性の言語の違いの訳を理解してもらったかと思います。
そして、これらをまとめたものとして博士は<男と女の言語辞典>を作ってみたのだそうです。
仏英辞典ではフランス語で使われる単語を英語として置きかえられています。
<男と女の言語辞典>では男性が使う言葉の意味が女性がわかる言葉に置き換えられています。
男性との触れ合いについて語った意味があなたを変え役立っている事は理解しているはずです。
ここで語られてきた事が完全に身につくまでは幾度も読み返していかなくてはなりません。
これまで学んできたことを彼氏や夫に話してほしいのです。
そうすれば、彼はあなたが自分のことをわかってくれていると思ってくれるはずです。
愛情に満ち溢れた気持ちをわかりあえる関係を築くために頑張ってくれることでしょう。
『…いまはその事について話したくないんだよ』
(訳)「自分の気持ちを探るのに時間が掛かってしまうんだ…」
「すぐに返事をしなきゃならないのか…?心配になってきた」
「もしかすると間違っていることを言ってしまうかもしれない」
「自分の気持ちを表せる言葉を見つけるには僕は君ほどには速くないんだ」
『落ち着いてくれよ、感情的になってしまっているよ』
(訳)「君を助けたい、何とかしないとって思っているんだけれどどうすればいいのかわからない」
「僕のせいで君が苦しんでいる…どうやって助ければいいんだ」
『いいかい、これが僕の生き方なんだ。男なんてみんなこうやって育ってきたんだよ』
(訳)「何かが間違っているのかもしれないけれど、変わりたくても変われないんだよ」
「自分で自分のやっている事がわからなくなってしまうことがあるんだ」
『なぁ、悪かったって言ってるじゃないか、他にどう言えばいいんだい?』
(訳)「きっと僕のこと許してはくれないんだろう…君を傷つけてしまうなんて僕はなんてバカなんだ」
「君の前でミスをしでかしてしまってとても恥ずかしく感じるよ」
『君はなぜ全て僕のせいのように言うんだい?君のやったミスはどうなんだよ?』
(訳)「何でも君が正しいなんていうのを認めてしまう事がとても嫌なんだよ」
「君よりも結論を遅く出してしまう自分自身に腹立たしくなってしまうよ」
あなたが理想の女性となるためには、楽の出来る旅ばかりではないのです。
怖がらずに勇気を出し、自立する為には時間を要するし相当な努力も必要となります。
博士が書いたのは、男性を理解すること、自分自身を理解してもらうためでもあるのです。
女性は愛する彼氏や夫を変えようとはしても、自分を変えようとするのを忘れてしまいがちです。
これは女性が男性の言う事を聞く時に使う人目を欺くという打撃の大きい方法のひとつなのです。
女性自身が成長する為の行程を疎かにすることで眠っている女の魂に気付くのが遅れるからです。