トイレの仕草を見ると、思わぬ性格が表れることがあります。
例えば、トイレのドアを開けっ放しにして用を足す男性。
さすがに会社のトイレなどではあまりお目にかかれませんが、家ではいつも開けっ放しという人は、意外といるのではないでしょうか。
こういったタイプの男性は、豪快で男性的な自分をよしとする考え方を持っていることがあります。
加えて「俺の家で、ドアを開けて用を足して何が悪い」といた、亭主関白傾向もあり、家長の強権を無意識のうちにアピールしたいという願望も隠されています。
家族の迷惑顔も妻の怒声もどこ吹く風で用を足すその姿は、“昭和のオヤジ”タイプというわけです。
また、ドアを閉めないのは、自分の有能さを発揮したいが思うようにいかない、現状の不満を抱えているという説があります。
子ども時代、トイレのドアを閉めずに用を足し、「上手にできたね」と大人にほめられた記憶を無意識のうちに求め、ついドアを閉めずに用を足してしまうというのです。
つまりは、自分の能力を披露し、ほめてもらいたい気持ちの表われという、なかなかユニークな説ですが、一方では洋式便器で小をする際、座って用を足す男性が増えているとか。
トイレの洋式化が主な原因ですが、子どもの頃、母親に教えられたことの名残を留めていると考えられます。
成長の過程で、友達の様子を知るなど、手法を変えるタイミングは幾度もあったはずですが、母親の教えを背くことなく大人になった時点で、多少なりともマザコンの気があると考えるべきでしょう。
また、自宅で足って用を足すと「トイレ掃除をする身になってよ!」「後で使うこっちの身になってよ!」と妻から攻撃されることも多いため、自宅では座ってする男性も多いようです。
そのあたりも含めると、「洋式便器で座って用を足す男性」は、マザコンか恐妻家のどちらか、というのが最も妥当でしょう。