外回りの営業から帰ってきた男性社員が、ネクタイを緩め、ベルトも緩める光景は日本の企業なら珍しいものではありません。
会社ではリラックスモードでネクタイやベルトを緩める男性は、オンオフをきっちり区別できるタイプに多いです。
つまり、会社の外と内とをしっかり意識しており、その状況に応じることのできる有能な人と判断できるでしょう。
また、会社大好き人間であることも多く、リラックスできる場=会社と認識しているのは、それだけなじんでいて会社に少なからぬ愛情を持っているわけです。
実際、自分の会社のことを「うちは」「俺の所では~」といった言い方をしていることが多く、会社を我が家のごとく大切にしているのです。
ちょっと滑稽に見えるかもしれませんが、会社にとっては実に頼もしく、得がたい人材のはずです。
自分のデスクを好みのグッズや子どもの写真で飾り立て、家から持ち込んだクッションをイスに敷き、出社後は靴を脱いで健康サンダルに履き替え、マイカップでコーヒーを飲み、肩たたきグッズでトントンと……もし、上司がこのような人物なら、実務面はともかく愛社精神では見習う点があるはずです。