嫌いだった人ほど好きになると…

自分のことを嫌っている相手に対しては、こちらもマイナスの感情を持ってしまいがちになる相互嫌悪は、“嫌悪の返報性”によるものですが、実はこの現象には続きがあり、自分のことを嫌っている、批判している相手が一変して「君って実はいい奴なんだね」「思っていたより仕事ができるんですね」など、よい評価をしてくれるようになると、こちらの気持ちも急激にプラスの感情に転じるのです。

それも、初めから一貫して好意を持ち続けていた相手よりも、さらに好ましく思うのだとか。

これは、否定的な感情から急に好意へ変わると感情的に興奮するため、とされます。

マイナス感情がいきなりプラス感情に変わる反動から、より大きくプラスに転じるという構図です。

ある実験によると、

  • 「初めは悪い印象だが、途中からよい印象に変化」
  • 「始めから終わりまでよい印象」
  • 「初めはよい印象だが、途中から悪い印象に変化」
  • 「始めから終わりまで悪い印象」

の4パターンのうち、「初めは悪い印象だが、途中からよい印象に変化」したケースが最終的に最も大きな好意を持つ結果となりました。

つまり、嫌いな相手ほど一度好意を持ったら恋に落ちやすい、というわけです。

お目当ての相手から嫌われているため諦めかけている人にとっては、希望の種になるかもしれない事実です。


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